【ランニング】距離信仰に終止符を。9割のランナーが気づかない「落とし穴」【マラソン】

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スランプに陥り、4年間自己ベストを更新できなかったことがあります。こんにちは、なな(nana_sekai_tabi)です。

多くのランナーと交流し常々感じてきましたが、「速くなるために身体を追い込む!」という強い意志を持つ方は少なくありません。

しかしながら一方で、ほとんどのランナーが気づくことのできない「落とし穴」があるらしいこともわかってきました。

今不調に苦しんでいるというランナーの方は、この記事の中に不調から抜け出すヒントをみつけられるかもしれません。

多くのランナーが抱える弱み(今後強く胸に刻むべき事)

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photo by Hartwig HKD

単刀直入に言いましょう。ほとんどのランナーは、疲労を軽視しすぎています。

 「苦しんだ分だけ速くなれる」 という盲信と、「休むと体力が落ちてしまう。疲れていても、走らなければ」 という強迫観念にかられ、知らず知らずのうちに練習をしすぎてしまっているランナーがあまりにも多い。

「そんなことない!自分なりに身体をいたわって整骨院や整体などに通い、プロによるマッサージを受けているぞ!」という人もいるでしょう。しかし、そんなものは焼け石に水でしかありません。

僕の考える 「疲労からきちんと回復する」「身体をいたわる」 というのは、もっと直接的なものです。

具体的には・・・

  • 練習量を落とす。
  • 練習のペースを落とす。
  • コンクリートでなく、芝生を走る。
  • 運動後、素早く栄養を摂取する。

マッサージを受けるなんていうのは、あくまで補助的な疲労軽減効果しか望めません。もっと直接的に、疲労を解決する方法をとってください。

このように主張するのには、僕自身の苦い経験も理由にあります。

 

【僕の現役時代の失敗談】

僕は高校から陸上を始め、「どうやって身体を追い込めば自己ベストを更新できるだろうか?」と考え、クロスカントリーや筋トレやプライオメトリックストレーニング、 2部練、ある時には3部練など、思いつく練習はすべて行ってきました(月間700kmほどまでは走り込んだことがあります)。このやり方でも最初の1~2年はタイムがぐんぐんと伸びていき、「やっぱり頑張ればその分だけ速くなれるんだ!」と思ったものです。

しかしこの勘違いのせいで、大学1年から大学院1年までの長きにわたり、自己ベストすら更新できない「スランプ」を経験することになりました。

たまに練習で調子よく走れることはあるんです。しかしどうしてもコンディションのピークを試合に合わせられず、練習よりひどいタイムを出してしまうこともよくありました。

今は、当時の僕が結果を残せなかった原因が「身体を追い込むことばかりに躍起になり、身体を回復させるという視点がおろそかになっていた」ことにあると理解できます。

 

その過程で気付いた自分の誤解

そのスランプの過程で僕は、ひょっとして練習に対する考え方が根本から間違っているのではないだろうか?と考えるようになりました。

つまりいかに身体を追い込むかではなく、いかに身体を回復させるかを軸に練習メニューを立てることが、この苦しいスランプから抜けるための鍵なのではないかと考えるようになりました。

そして具体的に以下のことを徹底し、身体を疲労させすぎないよう細心の注意を払うようにしました。

  • 寝不足の日は、練習を行わず寝る(寝不足のときに走ると、疲労は3倍たまります)
  • 風邪気味の時には無理して走らず、休む(たいてい、体調が悪い時に走ると症状は悪化します。)
  •  アクティブレストの日のジョグは、たとえ調子がよくても、ペースを上げない
  • 可能な限り芝生を走る
  • ポイント練習を予定していた日であっても、W-upのジョグで身体が重かったり、フォームのバランスに違和感を感じたり、流しで思うようにスピードが乗らない 時には練習内容を変更し、20~40分のスロージョグにする。
  • 膝や股関節が痛む時には練習強度を落とし、コンクリ ートの上は絶対に走らないようにする。

これらのことを徹底するようになってから数ヶ月後。僕は身体のコンディションの波を把握できるようになり、試合にピークを合わせることができるようになりました。そして4年という長い歳月を経て、ようやく自己ベストを更新することができたのです。

「自分はまだこんなもんじゃない」という焦りが足かせになる

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photo by Helgi Halldórsson

あなたは自身の自覚している実力と実際の自己ベストとの間にギャップがあり、焦りともどかしさを感じているのではないでしょうか。

そこで練習量を増やすことに逃げないでください。一旦落ち着いて、自分自身を俯瞰し、「身体を回復させる」という意識をきちんと持てているか、自分に問いただしてください。

疲労を溜めすぎないようにすることで、自身のコンディションを俯瞰できるようになり、 自分が考える「すべてが上手くかみ合った状態」を自らの意思で作り出せるようになります。

そして結果として、「自分が感じている実力」の通りの タイムでマラソンを走れるようになるのです。

 

【どうすれば速くなれるか?】

「身体を労わりなさい。」

休んでも大丈夫です。もっと肩の力を抜いて、マラソン・ランニングについて気楽に考えてください(適当に考えるわけではないことがミソ)。

 

【まとめ】

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  1. 練習熱心なのはいいこと。しかし、身体を追い込むことに躍起になっても速くはなれない。
  2.  練習メニューを計画的に立てることは重要。しかしそれと同じくらい、「その日のコンディションに耳を傾け、必要があれば内容を変えたり練習を休む」という柔軟さも重要。
  3. 自己ベストを出すために重要なのは、コンディションを良い状態で保ち続けること。そしてそのために大切なのは、コンディションが大きく崩れる手前、つまり疲労が溜まりすぎる手前で予兆に気づき、練習量を素直に落とす勇気を持つこと。

おそらく、あなたの中で「はっ」とするところがあったと思います。これまで真面目にランニングに取り組まれてきたなら、もうあなた自身の経験の中に答えはあります。

いい加減「練習せねば」という考えから脱し、練習の流れ、コンディションの浮き沈みを感じてください。

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