こんにちは、ななです。
アミノバイタルを飲むとどんな効果があるのでしょうか?
この記事では、以下のことについて解説します。
- アミノ酸とは何か
- アミノバイタルの効果
- アミノバイタルは糖質と一緒に摂ろう!
- アミノバイタルに含まれるアミノ酸の量は十分か
- アミノバイタルとアミノバイタルプロとアミノバイタルゴールドのどれを飲むべきか
- これで完璧!運動後に摂取すべきサプリの組み合わせ
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もくじ
アミノバイタルの種類
アミノバイタルの種類は大きく分けて、GOLD、プロ、ノーマルの3つあります。
値段にずいぶん差がありますが、含まれている成分の「種類」に関してはほぼ同じです。
異なるのはアミノ酸の量ですね。
ゴールド4000mg > プロ3600mg > ノーマル2200mg
このようにランクが高いアミノバイタルほど、アミノ酸の量も多くなっています。
また、アミノバイタルには主にBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)が含まれていますが、その割合もそれぞれ異なります。
【補足説明】アミノ酸とたんぱく質の違いはなに?
そもそもアミノ酸って何?という人のためにちょっと説明。
アミノ酸とは、たんぱく質を構成する最小の成分です。で、アミノ酸がたくさん集まってくっついているのがたんぱく質。

要するに、ちっちゃいアミノ酸がたくさん集まったものがたんぱく質、ということです。
たんぱく質はみなさん知ってますよね?
そうです、筋肉を構成する主要な成分です。
アミノバイタルの効果:概要
では、アミノバイタル系の効果について考察していきます。
結論から言うと、
①アミノバイタル系はアミノ酸配合量が多い。アミノ酸はたんぱく質より早く筋肉へ届くため、運動直後のアミノバイタル摂取は合理的。
②必須アミノ酸であるBCAAの配合量が多い。BCAA摂取は筋分解を抑える & 筋合成をスムーズにするため、運動直後のアミノバイタル摂取は合理的。
③ロイシンの配合量が特に多い(アミノバイタルゴールドに限る)。ロイシンは筋合成&グリコーゲン合成をスムーズにするため、運動直後のアミノバイタル摂取は合理的。
以上3つの理由から、運動直後のアミノバイタル摂取は効果があると考えられます。
(ちなみに、アミノバイタル、アミノバイタルプロ、アミノバイタルゴールドの3つの中で 一番おすすめなのはアミノバイタルゴールドです。)
一つずつ解説していきます。
アミノ酸はたんぱく質より早く筋肉へ届く

photo by Randy Lemoine
筋肉では合成と分解が常に行われており、筋肉の回復には合成を高めること&分解を抑えることが重要です。
運動直後には筋肉の分解が活発になってしまうため、なんとかして分解を抑えたいわけですが、そこで効果的なのがアミノ酸摂取。
アミノ酸を摂取して血中アミノ酸濃度が上昇すると、筋肉の分解を抑えられることが明らかとなっています。
たんぱく質を摂取しても最終的には筋肉にアミノ酸を届けることができますが、アミノ酸まで消化、分解するのに時間がかかってしまうため、アミノ酸をダイレクトに摂取する方が合理的。
そして、アミノバイタル3製品に含まれるたんぱく質はすべてアミノ酸です。
この点から、運動直後のアミノバイタル摂取は○。
必須アミノ酸であるBCAAの配合量が多い。

photo by amanda tipton(CC-BY SA)
必須アミノ酸とはなにかというと、体内で作り出すことができないアミノ酸のこと。つまり、食べ物から摂取しなければならないものです。
必須アミノ酸のなかでも筋肉にとって特に重要であると考えられているのが、BCAA※と呼ばれるアミノ酸。
これらのアミノ酸がなぜ重要だと考えられているのかというと、筋肉の約35%がBCAAで構成されているからです。
アミノバイタルはこのBCAAの配合割合が抜群に高いです。筋肉が必要としているアミノ酸を、ピンポイントで配合しているわけですね。
この点からも、運動直後のアミノバイタル摂取は○。
※BCAAとは、バリン、ロイシン、イソロイシンという3つのアミノ酸の総称です。
BCAAの中でも、ロイシンの配合量が特に多い(ゴールドに限る)

image by Bioreg images(CC-BY SA)
近年、BCAAの中でも特にロイシンが重要であると考えられてきています。
みなさんはインスリンを知ってますか?ざっくり言うと、インスリンは筋肉の合成を促すホルモンです。(細胞の糖取り込みを促すホルモンでもあります)
運動後には筋合成やグリコーゲン合成(グリコーゲン=糖。筋肉の重要なエネルギー源)をスムーズにすることも重要となりますが、ロイシンはインスリン分泌を促す可能性が考えられており、これらの合成をサポートしてくれます。
アミノバイタル(特にゴールド)はロイシンの配合量が多いため、運動直後のアミノバイタル摂取はやはり○。
ちなみに、ロイシンの配合量を3製品で比較すると、
アミノバイタルゴールドのロイシン配合量が明らかに多くなっています。←ここがポイント
結論。運動直後のアミノバイタル摂取は疲労回復に効果がある
以上のことから、運動直後のアミノバイタル摂取は効果がある可能性が考えられます。
特にアミノバイタルゴールドはロイシン配合量が非常に多い点が魅力。
実際、アミノバイタルゴールドを摂取したトップアスリートの9割が効果を実感しています。
参考 プロジェクト アミノバイタル GOLD|味の素グループ
糖質も一緒に摂取しないと、BCAAが糖質に変えられちゃって効果半減

photo by Phil Romans(CC-BY SA)
上で少し触れましたが、運動後の疲労回復には筋グリコーゲンの合成も重要です。
筋グリコーゲンは筋肉にとってのエネルギー源であり、この貯蔵量が減ると運動のパフォーマンスが著しく低下します。
関連 【マラソン前の食事】カーボローディングの劇的!効果と方法【ランニング】
運動後には筋肉の合成よりも筋グリコーゲン合成の方が優先される傾向があり、せっかくアミノ酸を摂取しても糖に変換されてしまうため、アミノ酸を筋肉に届けることができません。
そのため、運動後にはアミノバイタル系と一緒に糖質を摂取することを強く勧めます。
これにより、筋グリコーゲン合成は糖質が担う形になり、筋肉の分解抑制、合成サポートのためにアミノ酸を役立たせることができます。
アミノバイタルを飲む目的は「筋肉へアミノ酸を素早く届けること」
アミノバイタル系に含まれるたんぱく質量は多いのでしょうか?少ないのでしょうか?
答えは、「1日に摂取するたんぱく質量としては少ないが、練習直後に摂取するアミノ酸量としてはある程度多い」です。
スポーツを日常的に行う人は、1日に体重あたり1.5~2gのたんぱく質を摂取することが望ましいとされています。
体重60kgの選手であれば、一日90~120gのたんぱく質を摂取する必要があるということですね。
で、アミノバイタル系に含まれるたんぱく質(アミノ酸)量はというと、だいたい2~4g程度。
つまり、たんぱく質の総摂取量を増やすことが、アミノバイタル系の目的ではないということですね。
では何が目的になるのかというと、
アミノ酸を1秒でも早く筋肉に届けることです。
運動直後は 筋肉がアミノ酸を欲しており、運動後30分以内にアミノ酸を摂取することで筋分解は抑制され、さらに筋合成は促進されます。要するに、疲労が軽減されると考えられます。
アミノバイタルは運動直後、息も絶え絶えなタイミングに飲んでほしいサプリメントです。
ここまでのまとめ
アミノバイタル系の優れている点は、摂取してから筋肉に届くまでの時間がとにかく短いことと、BCAAの配合される割合が多いことです。
摂取するタイミングとしては、筋肉がアミノ酸を必要としている時、すなわち運動直後がベスト。
ポイント練習が終わったら、クールダウンより先にアミノバイタル系を飲みましょう。
一方でアミノバイタル系の欠点は、たんぱく質量が2~4gと少ないことと、糖質が配合されていないこと。
摂取して数十分のうちに筋肉へアミノ酸を届けられる一方で、摂取から1~2時間後には吸収されきってしまうことが考えられます。
そのため、アミノバイタル系と一緒にリカバリープロテインを飲んだ方が、途切れることなく栄養素を筋肉に届けられるためおすすめです。
この製品には一回(30g)あたりたんぱく質が7g、炭水化物が21gほど含まれているため、アミノバイタルの弱点をいい具合に補ってくれます。
ロイシンが0.8g配合されている点もGOOD。
摂取の流れとしては、
- 終了後ただちにアミノバイタルゴールドとプロテイン半分を飲む
- ダウンジョグをする
- ダウンジョグの直後に残りのプロテイン半分を飲む
- 練習終了から1時間以内に食卓につくバランスのとれた食事をとる
この流れが栄養摂取として理想に近いです。
サプリメントはあくまで食事を補助するものですので、運動後はなるべく早く食卓につきましょう。
「サプリとったからご飯たべなくていいやー」とかは絶対にやめてください。食事あってのサプリメントです。
アミノバイタルとアミノバイタルプロとアミノバイタルゴールドのどれを飲めばいいか?

僕はアミノバイタルゴールドをお勧めします。
その理由は、アミノバイタルゴールドに含まれるロイシン量の多さ(1.6g)。
アミノバイタルとアミノバイタルプロに含まれるロイシンの量はそれぞれ0.46g、0.54gですので、それらのおよそ3倍量のロイシンがゴールドには含まれていることになります。他社製品と比較しても、これだけの量のロイシンを配合しているサプリはなかなかありません。よって、金銭的な問題をクリアできるならば、アミノバイタルゴールドを選択するべきでしょう。
アミノバイタルプロを2本飲むよりも、アミノバイタルゴールドを1本飲んだ方が効果は高そう。そのくらい、アミノバイタルゴールドに含まれるロイシンの量は魅力的です。
運動直後に摂取するサプリメントの組み合わせ
以上のことを踏まえた上で、運動直後に摂取すべきサプリメントの併用方法を考案しました。
効果について評価するために100点満点で点数をつけましたので、参考にしてください。
では早速、100点の組み合わせからどうぞ。
(目安としているのは主にアミノ酸配合量、糖質配合量)
100点満点(高強度なポイント練習後、合宿中、試合後など)
おすすめ度★★★★★★
非常に頼りになる組み合わせです。運動後に必要な糖質とタンパク質を、筋肉へ素早く届けられるでしょう。
一回あたりの費用:220円程度
90点(高度なポイント練習、合宿、試合後など)
100点の組み合わせと比べ、ロイシンの含まれる量が1gほど少なくなります。
この差を大きいと考えるか、小さいと考えるか。
一回あたりの費用:190円程度
85点
おすすめ度★★★★★★
アミノバイタルゴールドは、なんといっても含まれるロイシンの量が非常に多い点が魅力ですね。
ロイシンの効果はスポーツ科学の中でも特に注目されており、現在盛んに研究が行われています。
最新スポーツ科学が惜しみなく活かされているサプリといえるでしょう。
一回あたりの費用:140円
80点(普段のポイント練習など)
おすすめ度★★★★★★
一回あたりの費用:80円程度
コスパが一番優れてるのはこれ。
糖質が含まれている点を考慮すると、アミノバイタルゴールドより栄養バランスがよい商品とも言えそうです。
一回分の量をシェイカーに入れ、練習に持っていくのが通のやり方。
長期的にトレーニングを行う人は、3kgのまとめ買いがお得です。
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75点(つなぎの日など)
アミノバイタルゴールドが発売される前まで、アミノバイタルプロは多くのアスリートが頼りにするサプリメントでした。しかし、アミノバイタルゴールドが登場したことで「ベスト」でなく「ベター」な商品と格下げされてしまったなぁというのが、率直な印象。
とはいえ、含まれるアミノ酸の量は3.6gと多く、運動後に飲む商品として頼りになることに変わりありません。
一回あたりの費用:110円
まとめ

アミノバイタル系は練習直後に飲むのが最適だと考えます。練習後、クールダウンを行うより前に摂取してください。
また、アミノバイタルゴールドはロイシンの配合量が非常に多く、3製品の中でもっともおすすめです。
疲労回復には糖質も重要なので、アミノバイタル系と一緒に糖質を摂ることも忘れないでください。