
こんにちは、ななです。
ようやく、アンナプルナベースキャンプトレッキング最終章です。
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それでは、本題・・・
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アンナプルナベースキャンプトレッキング6日目

アンナプルナベースキャンプで辛い辛い一夜をなんとかやり過ごし、
いよいよきた道を引き返すときがやってきた。
行きしなでは見る景色すべてが新鮮でシャッターを切る手が止まらなかったけど、
帰り道は見慣れた8000m越えの山々を素通りし、
ただただ機械のように山を下った。
ちなみに、一緒に登っていたおねーさんは山下りのスペシャリスト。
のそのそ下る僕を置き去りに、
箱根駅伝の6区を任せたら首位との差を2分くらい縮めるだろう速度で、
山を駆け下りていった。
登りでは僕が有意だったのに。涙

姉さんの下りっぷりに、先天的な差を感じずにはいられなかった。
そんなこんなで6日目、7日目を難なく・・・クリア・・・とはいかなかった。
6日目、それまでの晴天から一転天候が悪くなり、昼ご飯を食べるころには雪が降り始めたからだ。
これまでのトレッキングで疲弊し切っている身体に降りつける雪は、かなりきつい。

雪にたえながらなんとか昼飯処まで辿り着いた。
いったん休憩だ。
歩いている間は汗ばむほど暑く感じるのに、
いったん止まるとどんどん身体が冷えていく。
温まりたくても、インナーが汗でぬれてしまっているから、いくら着込んでも寒い。
さむさに震え、雪に濡れながらフライドライス(ようはチャーハン)をかき込み、
休んだ気がしないまま、再び先を目指した。

徐々に下ってきているとはいえ、未だ標高は2800mほど。
酸素は薄く、天気も変わりやすい。
レストランの店員が言うには、2週間ほど前に吹雪にあって、一瞬にして腰の高さまで雪が積もったらしい。
そんな話を聞くと、やっぱり山は舐めちゃいけないな、と思い知らされる。

雪が積もってしまう前にできるだけ標高をおとそうと、それまで以上にハイペースで下っていった。
幸い吹雪くような雪にはならず、午後4時前には6日目のチェックポイントであるBanbooに辿り着いた。

夜、姉さんが太った中国人の若者にナンパされているのを横目に、パスタを食べた。
ここのパスタが、本当においしかった。
今まで海外で何度かパスタを食べてきたけど、間違いなくここのパスタがNo.1だ。
「ここのパスタは本当にナイスだ。ありがとう」
と、宿の店主に伝えた。
僕がパスタの虜になっている間に、いつの間にか姉さんはデブ 太った中国人から逃げるために部屋へと戻っていた。
この日は、久々に(ぎりぎり)ホットシャワーを浴びることができ、なんだかいつもより清潔な気持ちで眠りについた。
7日目。
昨日頑張ったおかげで標高は2500m以下まで下がり、気候も暖かくなってきた。
しかし、この日のルートはなかなかハードだ。
アンナプルナベースキャンプを目指す過程にシヌワという場所を通るんだけど、
その前後がまぁきつい。
地図でみると標高があまり変わらないので簡単な道だろうと思っていたが、
ここで山から谷の底までいったん下り、その隣にある山を再び登らなければならない。
500m下って500m登るから結果的に標高は変わらないというのも、精神的にけっこうクる。
ただこの日の目的地には、僕たちが今回のトレッキングで最も楽しみにしていた、あるモノが待っていた。
それは
温泉。
ネパールは、たとえ首都カトマンズであってもまともにほっとシャワーを浴びることがままならない国だ(一泊10ドルを越すようなホテルに泊まればあるのだけど、僕はそんなところに泊まれない)
当然、このトレッキング中でもホットシャワーが出る宿など滅多になく、もはやシャワーを浴びないのが当たり前。
そんなネパールで、温泉に入れるなんて!
僕は、はやる気持ちを抑えられなかった。
途中雨に降られたが、温泉にありつける、という事実が僕たちの背中を押し続けた。
あと少し、後少しだ・・・!!
7日目のチェックポイントに到着
最後の急な石段をなんなくこなし、午後4時頃にこの日の目的地である宿に到着した。
7日目のチェックポイント(宿)から温泉まではさらに30分ほど歩かなければならないのだけど、
温泉に入れると思えばそんな距離、まったく苦じゃない。
僕たちは荷物を宿に置き、スキップをしながら温泉へ向かっていた。
そして、ついに、念願のそれが目の前に現れた。
温泉到着

おおお・・・!!!
なんと神々しい・・・。
僕達ははやる気持ちを抑え水着へと着替え(ちゃんと脱衣所のようなものがある)
寒空の下、熱々のお湯を期待しながら温泉へと飛び込んだ。
っひゃー!!
あったか・・・
・・・あれ。
あったか・・・・
くない。涙
なんじゃこりゃあ!!
ただのぬるめの水じゃないか!!
僕たちが7日間精神的支柱として頼ってきた温泉は、
期待値からかけ離れたものだった。
あのときの落胆は、一生忘れないと思う。
その後、温泉の中はさむいけど外はもっとさむいという最悪な状況の中なんとか服を着て、
疲労を抜くどころかむしろ疲労の色を濃くして宿へと戻っていったのだった。
しかし、

温泉からの帰り道、森の中から見上げた星空はとても美しかった。
アンナプルナベースキャンプトレッキング最終日
いろいろあったトレッキングも、とうとう最終日。
この日の道のりはこれまでの中で最も楽なものだ。
僕たちは、険しくも楽しかったトレッキングを噛み締めるように、
一歩一歩ゴールへと向けて歩いていった。




下るにつれ増えていく緑や虫などの生き物。
下界に下りてきたんだなぁと実感した。
そして15時、とうとう目的地に到着。
あとはバスに乗って、ポカラにある宿まで戻るだけだ。
ああ、トレッキング楽しかったな・・・
とうとう、おわっちゃったな・・・
と感傷に浸っていたのもつかの間。
試練は、最後の最後に残されていたのだった。
続く。
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