大学院生時代にブログを始めて人生が好転しました。
こんにちは、ななです。
ちょうど1年ほど前に開設した当ブログもおかげさまで月間20万PV(ページビュー)を超えました。ブログからの収益も、今月は賃貸料を大きく上回りそうです。
ブログを始める前は「ネットでお金を稼ぐなんてプロ野球選手目指すようなもんだろ..」と思っていましたが、案外ハードルが低くてびっくりしています。
この記事では、ブログを運営する中で学べることや、ブログでお金を稼ぐ具体的な方法について解説します。
このブログを通じてトレイルランニングの雑誌編集長から声をかけていただき、雑誌に記事を寄稿しました(特大4ページ)。ブログには人生を変える力があります
詳細記事 雑誌『RUN+TRAIL』に記事を寄稿しました。本気ランナーにはガチでおすすめなのでぜひご一読を。
ブログを作りたい人はこちらの記事を参考に↓
【WordPress】有料ブログの作り方、そのすべてをここに記した。おすすめはエックスサーバー!
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ブログ運営を通して学べる9のこと
①文章力が向上する

photo by jeffrey james pacres(CC-BY SA)
当たり前といえば当たり前ですが、ブログを書いてきたことでまとまった文章を書く力がつきました。
例えば、
【ランニング】距離信仰に終止符を。9割のランナーが気づかない「落とし穴」【マラソン】
↑先日公開したこちらの記事はfacebookで1,000回以上シェアされましたが、執筆にかかった時間は3時間ほどでした。ブログを始めていなければこれだけの内容を記事にまとめることは不可能だったでしょうし、仮に書けたとしても、執筆にはもっと膨大な時間を要したことでしょう。
②タイピングが早くなる

これも当たり前な話ですが、1年間ブログの更新を続け、タイピングが明らかに早くなりました。今ではほとんどブラインドタッチで入力しています。
あらゆることがパソコン1台、エンターキー1つで済んでしまう現代において、文字入力に関わるタイピング速度が上がることはかなりのアドバンテージです。語弊を恐れず言えば、「英語力」と並ぶほど重要な能力だと思っています。
「文字入力なんてスマホでよくない?」と思う方もいるかもしれませんが、キーボードでのタイピングに慣れてしまうと比較になりません。スマホとタイピングの文字入力では、体感で少なくとも3~5倍はスピードに差がでます。
③自分の知識や経験をコンテンツ(記事など)としてアウトプットすることの価値を知れる

image by Austin Kleon(CC-BY SA)
「ブログを始めてよかった」と特に感じるところです。自分が作成した記事をいろんな方に評価してもらえたことで、大きな自信を得ることができました。
このブログで月間20万PVを達成した今だからこそ実感を持って言えますが、現代は誰もが発信者になれる時代です。
インターネットが身近になかったころは、一握りの人しか世に向けて情報を発信できませんでした。それが今は誰でもコンテンツをウェブ上へ公開でき、「検索エンジン」や「SNS(facebook, twitterなど)」を介してたくさんの人へ届けることができます。
特にブログは動画編集などと比べると情報発信の手段としてハードルが低く、「自分の中に眠っている価値」を具現化するのにもってこいな手段です。
その上生きるための「武器」にもなりえるんだからすごいですよね。
④ネットでお金が稼げるようになる

photo by Pictures of Money(CC-BY SA)
冒頭にも書きましたが、このブログの直近1カ月の収入は月あたりの賃貸料金(都内)を超えました。大学生(当時)の自分にとって、ブログはもはや重要な収入源です。
中には有料ブログで月あたり数十万円、数百万円稼いでいる人もいるため、僕のブログ収益は自慢できるような金額ではないのかもしれません。が、少なくとも1年前に僕が有料でブログを開設したとき、このような(嬉しい)結果は想像していませんでした。
無料ブログと有料ブログ
一口にブログといっても、無料で運営できるもの(アメブロ・fc2ブログなど)から Wordpressというソフトを使った本格的なものまで、その種類はさまざまです。僕も過去にfc2ブログでいそいそと記事を更新していたことがありましたが、その頃の収益はゼロ円でした。
で、お小遣い程度でいいからブログでお金を稼ぎたいと思いいろいろ調べた結果、有料でブログを運営する方が理にかなっているという結論に至りました。
なぜ有料の方がいいかという話は長くなるので一旦おき、ブログでお金を稼ぐ方法についてまず簡単に説明します。
無料ブログvs有料ブログの詳しい話についてはこちらの記事をご参照ください
ブログでお金を稼ぐ方法
ブログでお金を稼ぐ方法は、大きく分けて「クリック課金型広告」と「成果報酬型(アフィリエイト)広告」があります。
クリック課金型広告収入
クリック課金型広告とは、読んで字のごとく「クリックされた時点でいくらかのお金がもらえる広告」のこと。

このブログ内の記事下やサイドバーにあるのがそれです。例えばあなたがこれをクリックすると、僕にいくらかお金が支払われるという仕組み。
クリック課金型広告として有名なのはGoogleが提供しているGoogle Adsenseです(このブログでも導入しています)。サービスに登録し、ブログに掲載することで自動的に最適な広告が表示されるという便利仕様です。
クリックされない限り1円も支払われませんが、これが意外とクリックされます。金額感としては、平均して1PV(ページの開かれた回数)あたり0.1~0.3円ほどの収入が得られると言われています(僕のブログもまぁその範囲内)。
成果報酬型(アフィリエイト)広告
商品やアプリなどを紹介し、それをユーザーが購入したり登録したりした時点でお金がもらえるのが成果報酬型広告、通称アフィリエイト広告です。
アフィリエイト広告って響きがなんとなく怪しいですが、今や利用したことがない人の方が稀有なAmazonも提供している広告サービスです。
[amazonjs asin=”4478490279″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則”]↑例えばあなたがこれを購入すると、商品価格のうち数%が報酬としてAmazonから僕に支払われるという仕組み。
この他にもASPと呼ばれるサービスに無料登録することで、1000を超えるアフィリエイト広告の中から好きな商品をブログで紹介することができます。
代表的なASP
ASPの中でも代表的なのはA8.netですね。登録している広告主の数も日本最大級で、このサイトで探せばだいたいの商品が見つかります。(正直、僕も今の所このサービスしか使っていません。)
A8.netがすごいのは、まだブログを立ち上げていない人でも登録できる点です。ほとんどのASPでは自身のウェブサイトを審査に通す必要がありますが、A8なら誰でも無料登録するだけでアフィリエイト広告の報酬単価を見れてしまいます。
ここで僕があーだこーだ説明していてもイマイチぴんとこないでしょうから、ひとまずA8.netに登録して「アフィリエイト広告の実際」を知るのがいいんではないでしょうか。
(大きい声では言えませんが、ライザ○プの報酬単価とかも見ることができます。)
⑤ブログを更新しなくても毎月そこそこの収入が得られる

ブログで小金を稼げるようになった今、「ブログって副業として最強なんじゃないか?」とつくづく感じます。
記事は、一旦書いてしまえば半永久的にweb上に残りますし、その記事の魅力が薄れなければ検索エンジンで上位に表示され続け、数ヶ月〜数年は人に読まれ続けます。そうなれば、新しい記事を書かなくても、広告収入を得続けられるわけです。
僕のブログは月に1度も更新しないことが多々ありますが、それでも毎月安定した収入をもたらしてくれています。
原理としてはわかっていましたが、いざ自分がそういう「不労所得」を得られるようになると結構衝撃的。
ブログの唯一の参入障壁
ブログはこんなに魅力に溢れているのに、実際に始める人や稼げるようになる人は多くありません。
その理由の一つとして、「稼げるようになるまでにある程度時間がかかる」ことが挙げられます。
たとえば、僕のブログには2000~4000字の記事が100本ほどありますが、1本書くのにだいたい2~5時間ほどかかっています。合計すると、少なくとも300時間をブログに費やしていることになりますね。これだけの時間を注ぐには、ある程度の忍耐力、適性が必要です。
また、始めたばかりのブログは検索エンジンの仕組み上評価されにくく、書いた記事が上位に表示されるには少なくとも3カ月程度はかかるため、ブログをはじめて100日間ほどはビュワー数は見込めません。いわば「壁に向かって話し続ける」ことになります。
社会人になり忙しく仕事をこなす日々の中で、この障壁を越えるのは決して楽ではないでしょう。
だからこそ、時間のある大学生のうちに、ブログを始めるべきだと僕は考えています。大学生のうちにいったんブログを立ち上げてしまえば、時間の経過とともにドメインのパワーは上がっていきますし、途中でブログ更新に飽きてしまったとしても後に「久々に記事を書いてみようかな」と思ったときすぐに行動に移せます。
実例としては、早稲田大学出身のpite.くんのブログがそれにあたりますね。
彼は学生である期間中にブログのPV数を月間100万まで伸ばし、社会人になった今でも更新を続けている大型ブロガーです。仕事もweb系会社でブイブイいわしてるようなので、たぶん本業の収入と副業であるブログの収入で、けっこう潤っているんじゃないかなーと思います。
知り合いでもないのにこんなん書いてたら嫌われそう。ごめん、PITEくん。
バイトでなくブログで金を稼ぐことのメリットってあるの?
確かに、バイトは時給制なので働いた分だけ確実にお金がもらえます。ブログの場合だと、かけた労力に見合った収益が得られるかわかりませんし、バイトの方が短期的な安心感は大きいです。
しかしアルバイトは、働かなくなった瞬間から収入がなくなります。それに、「雇われる側」として受動的に働いたところで、学べることには限界があります。
一方でブログは、社会人になって記事を書く時間がなかったり、記事をつくる気力がなくなってしまっても、過去に書いた記事が収入をもたらしつづけてくれます。また、「どうすれば人に読んでもらえるのか?どうすればマネタイズできるのか」を能動的に考えることで、上記した文章力に加え、「売る方法」「情報の集め方」「web業界のお金の流れ」などについて実践的に学べます。
さらに、ブログからの収入がたとえば毎月10万円以上あるなら、社会人になり万が一仕事を辞めたくなっても、「まぁ辞めても収入に関してはしばらくなんとかなるかな」と思えます。つまり、離職、転職、起業について落ち着いて考えられるようになります。
「仕事が苦しくてつらくてやめたくても、収入面に関する不安から仕事をやめられず、どんどん精神的に追い込まれていく・・・」
このような状況に陥らないためにも、大学生のうちにサイドビジネスを持つことは重要だと考えます。
⑥ブログをはじめてからITリテラシーが高くなった
ブログでマネタイズすることを考え、ネットの裏側でどのようにお金が流れているのかを知り、ITリテラシーが高まりました。その最たるものが、アフィリエイトの仕組みについて知ったことですね。
上記しましたが、アフィリエイトは商品を紹介し、それが購入(契約)された時に報酬を獲得できるというもの。
勘のいい人はもう気付いているかもしれませんが、この仕組み上生じる戦略として、「商品はイマイチだけど報酬率は高いから、役立つものであるかのようにおすすめしてその商品を購入させよう」と考える人がおり、実際そういうステマ記事をweb上で散見します。
アフィリの仕組みについて理解することで、ウェブ上の記事で何かが紹介されていた時に「これ、紹介料目当ての記事なんじゃねーの?」と気づけるようになり、ステマ記事を見抜けるようになります。
⑦就活の際、ブログのPV数や収益をアピールできた

image by studio tdes(CC-BY SA)
ブログのPV、収益がそこそこの規模になったことで、特にWEB業界の会社に勤める方には、かなり関心をもたれました。最終的に決まった就職先も、ブログ運営で得たノウハウや知識を評価していただき、内定をもらうことができました。
ブログは、自分の専門性について伝える最適な履歴書になりえます。わかりやすい例でいうと、数年前話題になった菊池さんみたいな感じですね(ブログではありませんが)。
彼はこのHPによって爆発的に知名度を上げ、最終的に株式会社LIGから内定を得ました。
会社が誰かに仕事を依頼したり雇ったりするとき、一番気になるのは「こいつはどんなことができるんだ?」ということでしょう。ブログをみたらその人のアウトプットは一目瞭然ですから、なにより説得力がありますよね。
⑨ブログは、口下手が生きる道となりうる

実は、僕がブログを始めたきっかけの一つは、人間関係に疲れて「人となるべく関わらずにお金稼ぐ手段ってねえのかなー」と思ったことなんです。いや、別に人恐怖症とかではないんですけどね。
今、スマホの出現により日本人のweb記事を読む時間は年々伸びてきているそうです。そこでチカラを発揮できるようになれば、けっこういい線いけると思います。いろんな意味で。
もちろん、文字をかければ生き残れるなんて簡単な世界ではありません。まだWEB業界は発展途上ですが、これからコンテンツも高度化していき、イラストや写真、動画などを駆使しなければファンを作れない時代がくるかもしれません。また、供給量が増えれば(つまりブロガーやアフィリエイターの数が増えれば)、収益を上げにくくなっていくことも考えられます。
しかしそれでも、これまで述べてきたような「ブログの運営で学べる・得られるコト」は、生きる上で必ず役立つだろうと確信しています。
まとめ
「ブログをはじめることは、個人事業主になるようなものだ」
市場が求めるものを感じ、SEOやSNSを攻略して訪問者を増やし、良質な記事によってブログのブランド価値を高め、商品を紹介して訪問者に購入してもらい、収益を得る。
ブログでお金を稼ぐというのは一見簡単そうですが、実際にはこれだけの課題難題をクリアする必要があります。
この一連の流れについて学び、実践し、成果をあげるのは、ひょっとすると難しいことかもしれません。実際、ブログで月数万円稼げるようになる人の割合は1割に満たないと言われています。
それでも、そこにトライするだけの価値はあると、僕は思います。特に、少なくとも社会人より時間にゆとりがあるであろう大学生は。
僕自身、見切り発車でブログを開設しました。それでもなんやかんやで1年間続けることができ、副業としてはいいレベルの収益を得られるようになりました。それはたぶん大学院生だったことで、ある程度時間と心にゆとりがあったからでしょう。ひょっとしたら才能もあったのかもしれません
もし社会人になってからブログに興味を持ったとしても、きちんと続けられたか自信ありません。
いま時間に少しでもゆとりがあるのなら、絶対ブログをはじめた方がいいと思います。当たればデカい上に、リスクはほとんどない。うまくいけば人生が大きく変わります。
この記事に書かれた内容に共感する部分が多かったのなら、 ASPに登録して商品をみてみるなり、思い切ってブログを開設するなりなんらか行動をとるべきです。
「思い立ったが吉日」という言葉がありますが、人のモチベーションは刻々と変化していくものです。今やる気になっていても、時間が経てば次第に気持ちはしぼんでいき、結局行動に移せなくなります。そんなことを繰り返しているうちは、とてもじゃないけど人生を変えていけません。
このブログのようなサイトを立ち上げる具体的な方法について記事にまとめましたので、参考にしてください。
【WordPress】有料ブログの作り方、そのすべてをここに記した。おすすめはエックスサーバー!
それではまた!