
photo by Jack Zalium(CC-BY SA)
前回の記事の続きです。
【セブ島カジノ】いざ決戦の地「ウォーターフロント」へ〜4度目の正直〜
1/128の確率の勝負に負け、手持ちが800ペソ(2000円)となった。
このまま、いつものように負けてしまうのだろうか・・。
嫌な汗がジワリ、と脇の下を濡らす。
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しかし、僕だって伊達に負け続けているわけではない。
これまで幾度も負けてきたことによって、一つだけ学んだことがある。
それは、「勝負どころの”もう一手先”を想定することが大事」だということだ。
もくじ
「こうしたら勝てるんじゃないか?」と気付いた瞬間
3回目の決戦の時、
【セブ島カジノ】いざ決戦の地「ウォーターフロント」へ〜4度目の正直〜
僕は、6回連続赤が続いていた時に全財産を賭けた結果、
7回目でまさかの赤が出て、手持ちの金をすべて失った。
意気消沈し、
自分の勝負弱さを呪いながら賭けの台をボーゼンと眺めていたら、
僕が全財産を失ったその次の賭けで、白が当たった。
ああ。7回目のときの掛け金を抑えておけば勝てたのか。
「熱気」に飲まれた自分の浅さを悔いた。
それと同時に、「熱気」に飲まれず、冷静に掛け金をコントロールできれば、
勝てる確率がグンと上がることに気付いたのだ。
勝負どころの「一番アツくなる瞬間」、そのアツさに乗っ取られさえしなければ、勝てる!
際の際で冷静さを失わなかった男、俺
何度も言うが、今の僕は冷静沈着、摩訶不思議。
7回連続赤が出たときのことを想定し、掛け金を600ペソに抑えていた。
負けはしたものの、
手元にはまだ800ペソ残っている。
本当の勝負は、これからである。
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くるか。8回連続赤
ここまで、7回連続で赤が出ている。
これを単純化して計算すると、
1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2 ×1/2 = 1/128
となる。
そして、8回連続赤が来る可能性は1/128 × 1/2 = 1/256
確率にして、なんと0.4%未満である。
次に白がこないことなんて、ありえない。
と言いたいところだが、
しかし、
この考え方には一つの盲点が存在する。
7回連続で赤が出た後に白が出る確率も、また「1/256」
これまでは赤ばかり気にしてきたが、ここで白に着目してみる。
白が出る可能性は、赤が出る可能性と同じく1/2である。
つまり、だ。
7回連続で赤は出たものの、これから起こることにのみ着目してみると、結局、白が出る確率も「 1/2 」でしかないのだ。
これまで必勝法だとかあーだこーだ言ってきたのは、つまるところ、1/2の確率にあれこれといちゃもんをつけて、やれ赤だ、やれ白だ、と言っていたに過ぎない。
現に、ついさっき、「絶対に勝てる」と踏んだ戦いに負けているわけだし。
だがしかし。
だがしかし。
ここは、賭けるしかない。
赤が出る確率も白が出る確率も1/2とはいえ、普通に考えて、8回連続で赤が出るなんてありえない。
もしこれで白に賭けて負けたら、、、、。
その時は、しょうがない。
これ以上賭けに集中する気力は、残念ながら残っていない。
ブレインストームを終え、
心を決め、手持ちの800ペソすべてを白のスペースに置いた。
運命のとき
いよいよ、長い戦いに終止符が打たれようとしていた。
透明のハコの隣に立っていた女性にゆっくりと3つの玉が渡され、女性は祈るように、その玉を、透明のハコの中に投げ入れた。
ゴロゴロ・・
ゴロゴロ・・
玉は、僕らギャンブラーの心を弄ぶかのようにハコの中を楽しげに踊り、なかなかマスに収まろうとしない。
頼む・・・
俺に、俺に飯を買う金を・・・ッ!!
祈る想いで、玉の行方を見守った。
ドクン・・・
ドクン・・・
一つ目・・・
白
二つ目・・・
赤
ヒヤリ。
途端に心拍数が上がる。
まさか。まさか・・・
三つ目・・・
永遠にも思える数秒の後、
玉は赤いマスを舐めた後、
ぬるりと
白いマスに収まった。
僕の勝ちである。
歓喜
きた・・・!!!!!!
これで手持ち1600ペソ!!!!!!
2週間分の食費ゲット!!!!!!!!!!!
よし、もう帰ろう!
当初の予定では1000ペソ勝つまで続けるつもりだったが、もう、600ペソ勝ちでお腹いっぱいだ。
片手いっぱいの100ペソコインを握りしめ、換金所で現金を受け取り、
興奮冷めやらぬままウォーターフロントを後にした。
戦いは始まったばかり
しかし。
僕は今まだ、ウォーターフロントに1400ペソ分負けている。
これを取り戻すまで、本当の意味で”カジノで勝った”とは言えないだろう。
これまでの負け分を取り戻すまで、
そして勝ち金を得るまで、
僕はウォーターフロントに挑み続ける。
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エピローグ
そもそもの掛け金が少額過ぎて、話に2mmも説得力、感動がなくてびっくりしています。
自分のみみっちさを痛感しました。。
とはいえ、数千円でちょこっと本格的なギャンブルが楽しめるのは楽しいです。
みなさんもセブ島へ観光にいらした際、是非ウォーターフロントでひと勝負してみては?