
クアラルンプール、チャイナタウン
こんにちは、ななです。
それでは前回の続きをさっそく。
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あらすじ
尊敬する先輩と共にミャンマーを旅することに決めた僕。
セブ島からミャンマーへ行くには一度クアラルンプールを経由しビザを取得しなければならないことを知り、ひとまずクアラルンプールにてミャンマービザを取得することに成功。
さあいよいよミャンマーだ!
・・・と思っていたところ、現在地であるチャイナタウンから空港までのバスに乗り過ごし、あわやフライトに乗り遅れるかと思われた。
が、
事前に入手していたバス情報が実はガセネタで、24時間空港方面行きのバスが走っているらしいことが分かり、一安心。
しかも、ゲストハウスのおじさんがそのバス停まで送ってくれるという。
なんだ、もうこれミャンマーについたようなもんじゃん。余裕余裕。
と思った矢先に、試練が待っていた。
とりあえず、仮眠
ゲストハウスのおじさんにバスの時間を聞きにいったのが、夜11時半頃。
そのおじさん云く、バスは3時半頃にチャイナタウンを出るらしい。
「その時間まではここで仮眠をとっていくといいよ。」
と、優しく微笑むおじさん。まるで天使。
ありがたや、ありがたや。
たしかに、さっきまで寝ていたけど、まだまだ寝足りない。
これからいくミャンマーへ向けて体調を万全にしたいし、あと3時間くらいは寝たい。
打ち合わせの結果、
今からもう一眠りして、深夜3時にゲストハウスのフロント待ち合わせ、そこから一緒にバス停へ向かうことになった。
そのままベッドに引き返し、今度はアラームを忘れずにきちんとセットし、僕は再び眠りに落ちた。
あぁよく寝た!さぁ、いざバス停へ・・・あれ・・・?

クアラルンプール、チャイナタウン
2時45分、目覚ましの音で目が覚めた。
よし、今度は寝坊しなかったぞ。
すでにパッキングの済んだリュックを背負い、約束の通りフロントへ向かった。
フロントにつくと、ゲストハウスのおじさんはすでに僕を待ってくれていた。
「よし、じゃあいこうか」
おお・・なんと頼もしい。
ありがとう、ゲイ ゲストハウスのおじさん。
僕たちはゲストハウスを出て、ひとけがなく車通りも少なくなった通りを歩き始めた。
てくてく。
てくてく。
歩いていく。
「何分くらいでつくの?」
「すぐそこだよ。5分くらい。」
「ふーん。」
てくてく。
てくてく。
。。。
あれ?
なんだかバス停らしきところは見えてきたけど、明らかにひとけがない。
バスも、ない。
・・まぁ、時間になったらしゅっとバスが現れるんかな。
辺りに乗客も見当たらないけど、こんな深夜だから俺くらいしか乗る人いないのかな。
くらいに思いつつ、
先導してくれているゲストハウスのおじさんの顔をちらっとみたら、
明らかに表情が曇っていた。
え?
ちょ、やめてその表情。 ものっすごい怖いんですけど。
まさかと思いつつ、
おそるおそる、おじさんに聞いてみた。
「もしかして・・・バス、ないの?」
「・・・いや、たしかに以前はここにバスがきていたんだ。ちくしょう、奴ら、バス停の位置かえやがった。bull shit!!」
ぶ、、ぶるしっと。
はじめてナマでブルシットって聞いた。
まぁ、ひとまず、、バスがまったく走っていないというわけではないらしく、ちょこっっとだけ安心した。
要は、その移動したバス停にさえいければ、バスに乗れるわけね。
余裕、余裕。
で、
そのバス停ってのはどこにあんの・・・?
見つからないバス停。されどなす術はある

クアラルンプール、駅の近く
そうこうしているうちに時刻はバス出発時刻である3時半に迫り、いよいよ状況はやばくなりつつあった。
どこかへ移動したバス停を見つけないかぎり、ぼくはバスに乗ることができない。
つまり、飛行機に乗り遅れてしまう。
かなり切羽詰まったこの状況において、
しかし、まだそのおじさんの表情には、多少の余裕がみてとれた。
どうやら、なにか考えがあるらしい。
聞くと、
「バス停がどこにあるかはわからないけど、空港へ向かうバスが必ず通る道路の場所は分かる。
そこでバスを待ち伏せして、乗せてもらおう。」
なるほど!
それは名案だ。さすがおじさん、冴えてるぜ。
あらためてこのおじさんが案内してくれてることに感謝しつつ、バスが通るであろう道へ向かってまた歩き始めた。
てくてく。
てくてく。
歩いていくと、ものの五分ほどで例のバスが通るであろう道路に到着した。
時刻はちょうど3時半あたり。
たぶん、もうそろそろバスが見えてくるはずだ。。。
・・・
あ!
・・・きた!
見えた!あきらかにそれっぽいバス!空港方面に向かっているし、おそらくあれに間違いない!!
おじさんの方をみると、
うん、あのバスだ。やっぱり俺の勘は当たっていた、あれに乗れば空港までいけるよ。あぶないところだったなマイフレンド
という表情をしている。
ほんとありがとう、ホモ ゲストハウスのおじさん!
ともあれ、なんとかバスには乗れそうだ。
よかった、よかった。
おーい、ここだよー。
乗せてくれー・・・
手を振る僕。それをちらっとみる、バスの運転手。
・・・
・・・ゴー
・・・ビューーーーン (勢いよくバスが通り過ぎる音)
・・・
は?
僕が乗らなければならないバスは、無情にも僕の目の前をただ素通りし、空港へと向かっていった。
チェックインタイムまで、あと3時間半。
続く。
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