
photo credit: Stig Andersen(CC-BY SA)
「こんなことも分からないの?」
一見シンプルな言葉だが、この中には非常に複雑な感情が絡み合って混在している。
「こんなことも分からないの? 常識だよ?
こんな当たり前のことを知らないなんて、あなたどんだけ非常識なの?しかもそんなことをなぜ優秀な私が下等なあなたにわざわざ教えてあげないといけないの?
時間の無駄すぎるわやってらんない」
言葉の裏にはこれだけの意味が暗示されている。上記した言葉がなんと下衆な言葉であるか、お分かり頂けただろうか。
これだけ人を不快にする言葉をさらっと言ってのける人の気持ちは到底理解できない。だからこそ、言われると腹が立つ。
しかしそんなことを言っちゃう人の特性が少しでも理解できれば、ひょっとするとその一言をひらりとかわせる日が来るかもしれない。
というわけで「こんなことも分からないの?」とか言っちゃうはいったいどんな人なのか、僕なりに考察してみた。
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こんなことも分からないの?って言っちゃう人の特徴

人への感謝の気持ちが足りない(相手のことを思いやれない)
「私にとっては当たり前のことだったけど、あなたにとっては当たり前ではないのね。新しいことを学べたわ、ありがとう!」
となってもおかしくないところなのだ、本来は。
それを、「手間とらせやがって、この無知が」という風に感情が向いてしまうのは、明らかに感謝の心が欠落している。
また、思いやりのある人なら「ああ、それはね..」という風に説明を始めてくれるはずだが、そこで「こんなこともわからないの?」といっちゃうあたり、思いやりのなさを感じずにはいられない。
経験値が低い
生きていればいろんな人と関わる機会があるはずで、その中で人との価値観や考え方の違いを肌で感じ、「あ、自分の考えと人の考えって違うんだ」ということに気付いていくものだ。
しかし人に感謝できず、また相手のことを思いやれないから、周囲の人達は離れていき、孤立する。
それによって必然的に人と接する機会が減っていき、自分と違う価値観を持つ人と接する機会が激減する。経験値は低いまま上がらない。
想像力が足りない
想像力とは、経験によって育まれるところが大きい。他人から傷つけられることで、「自分は決して同じことはしまい」と思えるのだ。
しかし、例によって人と接する経験が著しく少ないため、想像力が育たない。何を言えば相手が不快な気持ちになるかが分からない。
心に余裕がない
心にゆとりがないと、目の前のことで手一杯になってしまい、人のことを気にかけることができなくなる。
そんなとき、普段なら決して言わないようなことをつい言ってしまうこともままある。
「普段ならこんなこと言わないのに…」という人も、間が悪いと例の一言を言ってしまうのかもしれない。
まとめ
「こんなことも分からないの?」といってしまう人には、
感謝の気持ち・経験値・想像力欠落パターンの人
たまたま虫の居所が悪かった人
の2通りが考えられることが、今回の考察を通して明らかとなった。
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もしあなたが例の言葉を言われ「カチーン」ときてしまったら、是非この考察を思い出し、乗り切ってほしい。
嫌な奴との不毛なやりとりに心をすり減らすなんてもったいなすぎる。