スランプに陥り、4年間自己ベストを更新できなかったことがあります。こんにちは、ななです。
真剣にランニングに取り組む人の多くは「身体を追い込む」ことに非常に長けています。これ自体すばらしいことで、手放しで褒められるべきことのようにも思えます。
一方で、シリアスランナーこそ忘れがちな視点(落とし穴)があるらしいことも、最近わかってきました。
「今まさに不調に苦しんでいる」ランナーの方は、この記事の中に不調から抜け出す鍵をみつけられるかもしれません。
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もくじ
シリアスランナーこそ胸に刻み込んでほしいこと

photo by Hartwig HKD
単刀直入に言いましょう。ほとんどのランナーは、疲労を軽視しすぎています。
「苦しんだ分だけ速くなれる」 という盲信と、「休むと体力が落ちてしまう」 という強迫観念にかられ、知らず知らずのうちにオーバートレーニングをしてしまうランナーがあまりにも多い。
「そんなことない!自分なりに身体をいたわって整骨院や整体に通っているぞ!」などと反論する人もいるでしょう。
確かにマッサージには疲労を軽減する側面もありますが、マッサージを受けたからといってすぐに疲労がなくなるわけではありません。つまり、疲労を本質的に解決するためにはもっと直接的な工夫を行う必要があります。
具体的には・・・
- 練習の量・質を減らす
- 硬い路面でなく、柔らかい路面を走る(芝生、ウッドチップなど)
- 運動後、素早く栄養を摂取する。
- etc…
疲労の種類や程度によって対処方法は変わりますが、とにかく、「疲労と向き合う」ということをサボらないでください。疲労を軽視して体を追い込み続けると、いつか必ず痛い目にあいます。
僕がこのように主張するのには、自身の苦い経験が根底にあります。
【現役時代の失敗談】
僕は高校入学と同時に陸上競技と出会いました。すぐに走ることの虜になり、
「どうやって身体を追い込めば自己ベストを更新できるだろうか?」
と毎日考え続け、クロスカントリーや筋トレ、プライオメトリックストレーニング、 2部練、ある時には3部練など、思いつく練習はすべて行いました(月間700kmほどまでは走り込んだことがあります)。疲労を軽視したこのやり方でも高校1~2年の間はタイムがぐんぐんと伸びていき、「やっぱり頑張ればその分だけ速くなれるんだ!」と思ったものです。
しかしこの勘違いのせいで、大学生時代では4年間にわたり、自己ベストすら更新できない「スランプ」を経験することになりました。
スランプ中でも、たまに練習で調子よく走れることはあるんです。しかしどうしてもコンディションのピークを試合に合わせられず、練習よりひどいタイムを出してしまうこともよくありました。
スランプの中で気付いた”誤解”
大学時代のスランプを通して、「ひょっとして練習に対する考え方が根本から間違っているのでは?」と考えるようになりました。
そして、身体を回復させることこそが競技力向上において重要なのだという考えに至ったのです。
具体的に以下のことを徹底し、身体を疲労させすぎないよう細心の注意を払うようにしました。
- 寝不足の日は、練習を行わず寝る(寝不足のときに走ると、疲労は3倍たまります)
- 風邪気味の時には無理して走らず、休む(たいてい、体調が悪い時に走ると症状は悪化します。)
- アクティブレストの日のジョグは、たとえ調子がよくても、ペースを上げない
- 可能な限り芝生を走る
- ポイント練習を予定していた日であっても、W-upのジョグで身体が重かったり、フォームのバランスに違和感を感じたり、流しで思うようにスピードが乗らない 時には練習内容を変更し、20~40分のスロージョグにする。
- 膝や股関節が痛む時には練習強度を落とし、コンクリ ートの上は絶対に走らないようにする。
- etc…
これらのことを意識するようになって数ヶ月後。僕はコンディションの波をコントロールできるようになり、試合にピークを合わせられるようになりました。
そして4年という長い歳月を経て、ついに自己ベストを更新できたのです。
「自分はまだこんなもんじゃない」という焦りが足かせになる

photo by Helgi Halldórsson
あなたは自身の自覚している実力と実際の自己ベストとの間にギャップを感じており、それゆえもどかしさを感じ、焦っているのではないでしょうか。
そこで、練習量を増やすことに逃げないでください。
一旦落ち着いて、「身体を回復させる」という意識をきちんと持てているか自身に問いただしてください。
疲労を溜めすぎないよう意識することで自身のコンディションを俯瞰できるようになり、 「すべてが上手くかみ合った状態」を自らの意思で作り出せるようになります。
その結果「自分が感じている実力」通りの自己記録を叩き出せるようになるのです。
「どうすれば速くなれるか?」という問いに対する答え
「身体を労わりなさい。」
休んでも大丈夫です。もっと肩の力を抜いて、走ることと真剣に向き合ってください。
まとめ

- 練習熱心なのはいいこと。しかし、身体を追い込むことに躍起になっても速くはなれない。
- 自己ベストを更新したいからといって焦らないこと。身体を疲労から回復させることこそが重要だと肝に命じる。
おそらく、あなたの中で「はっ」とする点があったと思います。これまで真面目にランニングに取り組まれてきたなら、もうあなた自身の経験の中に答えはあります。
いい加減「練習せねば」という強迫観念から脱し、「最適なトレーニングとは何か」、真剣に考えてください。
競技力を高めるためにもっとも重要なことは、”疲労回復に着目すること”
上記したが、競技力向上には回復という要素がかかせない。
トレーニングでいくら身体を追い込んでも疲労回復をおろそかにすれば、せっかくの練習が台無しになってしまう。
では疲労回復を早めるためにはどうしたらいいのだろうか?
当ブログでは、運動直後のリカバリーパワープロテイン摂取を推奨している。
僕から言わせれば、運動直後に糖質・たんぱく質を摂取することはマスト。これをしないというのは、速くなるつもりがないのと同じ。
練習後に飲むプロテインとしておすすめなのは、リカバリーに特化したものだ。
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このプロテインには、練習後に摂取すべき糖質・たんぱく質が十分に含まれている。
他のプロテインと比べて値段も安い。ウィダーの製品ということで、品質も保証されている。
ポイント練習を行う日は、練習場所にリカバリープロテインをザバスプロテインシェーカー (500ml)に入れて持っていこう。
練習後、これに水道水を注いで飲むだけで、運動後に必要な栄養素を素早く摂取することができる。
運動直後にたんぱく質と糖質を素早く摂取することは、超重要である。
「最近、練習の疲労が抜けないなぁ」なんて思ってる人は、練習後プロテインを飲むようにしよう。
適切な栄養摂取も練習のうちだ。
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