こんにちは、ななです。
突然ですが、あなたはコリン性蕁麻疹というじんましんを知っていますか?
コリン星人マシンではないです。コリン性蕁麻疹です。
どうやら僕、これを患ってるらしいです。
名前が可愛いせいで、
「おれコリン性蕁麻疹なんだよね」
「ぶふwwwwwコリン星人wwwwwwwwww」
というやり取りになること請け合いなのですが、
まじで辛いんですこれ。QOL(quality of life)に関わるレベルで辛いです。
発症したのはおそらく高校3年か大学生入ったあたりなのですが、ここ数年で確実に悪化してきています。
前までは全身がチクチクと痛む自覚症状のみで発疹は出ていなかったのですが、本日、とうとう発疹が出ました。
まじで辛い。
本記事では、僕と同じようにコリン性蕁麻疹で苦しむ同士のために
コリン性蕁麻疹とはいったいなんなのか?
何が原因で、どんな症状がでるのか?
どんな治療法があるのか?
以上のことについて詳しく解説していきます。
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もくじ
コリン性蕁麻疹とは?何が原因で発症するの?
コリン性蕁麻疹とは、汗をかくと(正確には、汗をかきそうになると)頭、背中、腕、おしりなどありとあらゆるところが痛がゆくなる蕁麻疹のこと。
人によっては、赤い水ぶくれのような発疹を伴います。
神経伝達物質アセチルコリンにアレルギー反応を起こす病気。
アセチルコリンは汗をかくときに出る神経伝達物質だからこの時期寒いところから暖かい場所に入ったりすると、全身にじんましんが出る。
コリン性蕁麻疹に悩んでいる人はすでに実感していると思いますが、蕁麻疹の原因は自律神経(交感神経、副交感神経)の働きにあります。
動いたり緊張したりすることで心拍数の上昇、体温の上昇、発汗が起こりますが、これらを制御しているのが交感神経です。こいつが活発になったときに分泌されるアセチルコリンに対して、アレルギー反応を起こしてしまっているわけですね。
てか、汗をかくときに出る神経伝達物質に対してアレルギー反応を起こすって、やばくないですか? 体内で作り出してる物質なのに、それを敵と見なして免疫隊が暴れ回ってるってことですよね?
身体・・アホ過ぎるだろ・・・
ちなみに、僕がコリン性蕁麻疹を発症する機序について書くと。
例えば、涼しい部屋から温かい外にでて歩いていると5〜10分くらいで軽く汗ばんできますが、ここで発症します。
汗がでそうになったタイミングで発症しますが、汗がちゃんと出始めると、蕁麻疹による痛みは収まってきます。
感覚的には、汗が出そうだけど汗腺が開いてなくて汗をうまく放出できず、それが神経を刺激しまくっているという感じ。
コリン性蕁麻疹がつらい理由
photo by Sophia Louise(CC-BY SA)
全身を駆け巡る痛みが尋常じゃない
コリン性蕁麻疹が発症すると全身からぶわーっと血の気が引くような感じがして、頭や首、顔面、背中などがチクチクとハリで刺されるように痛み出します。
この痛みがね、本当につらい。
神経を直接刺激するような、鋭い痛みが全身を駆け巡ります。
日常生活を送る中で、何度も発症する
普通に生活していたら、ちょこっと汗ばむようなシーンは何度もありますよね?
駅からオフィスまで歩く時、ちょっと重いものを持ち上げた時、温かいレストランで御飯を食べた時、緊張した時、シャワーを浴びた時。
そのすべてのシーンで、コリン性蕁麻疹は発症します。
この辛さたるや凄まじい。
特に辛いのが、電車。
駅まで歩いて体温が上がってきているタイミングで、蒸し暑い電車の中に乗り込んだ時とかまじで地獄です。
発症した時に全身に現れる、赤いブツブツが見た目的におぞましい
※閲覧注意 コリン性蕁麻疹 画像|Google検索
コリン性蕁麻疹になると、腕や足、背中、首、ひどい時には顔面にも赤いブツブツがひろがります。
ちなみに、僕は腕にブツブツが出ました。Google検索でかかる画像ほど程度はひどくないですが、年々症状が悪化してきていることを考えると油断はできません。
発疹がでず自覚症状だけで済んでいれば痛みに耐えるだけでなんとかなりますが、見た目に支障がでるとなると、おちおち外出もできません。
まじで、クオリティオブライフに関わります。
どんな治療法があるのか?
コリン性蕁麻疹は本当に辛いですが、悲しい事に、いまだ特効薬は開発されていません。はやく誰か開発してくれ。。
完全な治療法ではありませんが、症状を緩和するのに有効な薬としては「抗ヒスタミン剤」があります。
[amazonjs asin=”B001BIVSU6″ locale=”JP” title=”【第2類医薬品】アレルギール錠 110錠”]「抗ヒスタミン剤を飲んだら、症状がだいぶマシになった」という方もいるようなので、あまりに症状がつらいという人は、一度試してみるといいかもしれません。僕も一度試してみようと思っています。
しかし、あくまで「一時的に症状を緩和する」ものですので、日常的に飲み続けることはおすすめしません。症状を特に抑えたい日に限定して使うようにしましょう。
ここで、僕個人の実感として、日常的に汗をかく機会がなくなった時にコリン性蕁麻疹が悪化するというのがあります。
そこで僕がおすすめする治療法は・・・
汗をかく

photo by Georgia National Guard(CC-BY SA)
コリン性蕁麻疹の根本的な治療法としては、つまるところ「汗をかく」。これしかないのではないかと思います。
コリン性蕁麻疹を発症している人の多くは、夏場は症状が治まり、汗をかかなくなった冬場に症状が悪化します。
つまり、コリン性蕁麻疹がひどくなる原因は「汗をかく習慣がなくなり、汗腺が閉じてしまうこと」にあると言えます。
ということは、冬場であっても夏のように汗をかくことができれば、コリン性蕁麻疹を防ぐことができるのです。
実際、コリン性蕁麻疹に悩まされていたけど、冬場でも汗をかくようにしたら症状が大幅に改善した!という方はたくさんいらっしゃるようです。
汗をかく方法は、2つ。
運動をする
ランニングなどの運動で汗をかくことで、コリン性蕁麻疹の症状は改善します。
運動で汗をかくときに注意すべき点は、全身まんべんなく汗をかけるようにすること。
なぜなら風で肌が露出している所が冷やされてその部分だけ汗がかけなかったりすると、その部位だけコリン性蕁麻疹の症状が改善しないためです。
例えば、半袖姿で走ったりすると、背中や腰回りなどはよく発汗してくれるのですが、肌が露出している腕や顔はなかなか発汗せず、そこだけ症状が改善しないということが起こります。(僕自身の体験談)
ですので、真夏以外の比較的涼しい日に運動で汗をかきたいなら、サウナスーツは必須ですよ。
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30分以上熱いお風呂につかる
一番手っ取り早いのが、この方法。
家にお風呂がある人は、毎日15分以上熱いお風呂につかるようにしましょう。
お風呂の場合はサウナスーツは必須ではありませんが、やはりあった方が発汗は促進されます。
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【ここに注意!】水分補給をこまめにすること
わざわざ汗をかくために体温を上げているのに、十分な水分が体の中になければ思ったように汗をかくことができません。
こうなると、コリン性蕁麻疹のチクチクする不快感を全身で体感するハメになります。
そのくせ汗も出にくいため、症状もなかなか改善していきません。おぞましいですね。
そのため、運動、入浴の前には十分な水分補給を徹底して行いましょう。
日常の中でもこまめに水分を摂ることで汗が出やすくなりますので、常にカバンの中にミネラルウォーターを忍ばせておくことをおすすめします。
保湿クリームの利用
薬などはなるべく使わないほうがいいと上記しましたが、運動や入浴による発汗と合わせて、症状が緩和しずらい部位のみ保湿クリームを使うのは有効だと思います。
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保湿クリームであれば一定の効果は得られると思いますが、体質により合う合わないがありますので、いろいろ試してみて一番自分に合ったものをご使用ください。
コリン性蕁麻疹と温熱性蕁麻疹の違いは何か?
ちなみに、コリン性蕁麻疹と症状がよく似たものとして温熱性蕁麻疹があります。
外が暑いときなんかに運動をして、汗をかいても、汗をかくことによって引き起こされるコリン性蕁麻疹なのか、気温の高さによって引き起こされる温熱蕁麻疹なのかが判別しづらいのです。
(例外として汗をかいて拭かずに放置することで温熱蕁麻疹が発症する場合もあります。)
しかし、判断しやすい見方がいくつかあります。
一つは、温熱蕁麻疹は、コリン性蕁麻疹と比べて、蕁麻疹の部分が40℃から50℃前後と、比較的高い熱を帯びることが特徴で、コリン性蕁麻疹はこの熱というものがあまりありません。
二つ目は、かゆみの持続性です。コリン性蕁麻疹は、かゆみが出て蕁麻疹が出ても数十分くらいで治りますが、温熱蕁麻疹はそのかゆみがかなり長い間、持続することが言われています。
時間がたってもたっても一向に蕁麻疹が引かない、そういう場合に含めて、さらに暑い場所に身を置いてる場合がからむと、コリン性蕁麻疹よりも、温熱蕁麻疹にかかってる可能性が高いといえます。
僕の場合は、発症してから収まるまでが10〜20分ほどだし、蕁麻疹の部分も熱を帯びてないからコリン性蕁麻疹で間違いないだろうな。
まとめ
コリン性蕁麻疹のつらさは、実際に発症した人しかわかりません。
そのうえ、名前が可愛いせいで人には笑われるし。
だけど、お風呂に長時間浸かったり運動をして日常的に汗をかけば症状は大幅に緩和されるわけですし、まったく絶望的な病気というわけではありません。あまりに症状がつらい場合、抗ヒスタミン剤を飲むことで一時的に症状を抑えることはできますしね。
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コリン性蕁麻疹は10~20代に多く、発症から10年以内で症状が収まっていく事が大半らしいので、あまり深刻に捉えずに腹をくくって付き合っていきましょう!